デ・ステイルを感じる
10年ほど前、どうしても気になる展覧会がありました。それがなんとあのオランダの「DE STIJL」(デ・ステイル)だったんです。
それまで芸術に触れることが皆無に等しかったわたしにとって美術館という場所はすごく敷居が高いところって感じでなかなか訪れることができませんでした。中学時代に美術の時間で印象派とかイロイロ学んだけど興味はあってもほど遠いものと感じていたからかもしれません。
ところが「デ・ステイル展」を見たとき、芸術に対するわたしの思いに変化が。何ともいえない衝撃を受けたことを今でも覚えています。三原色の赤・青・黄と白、そして黒の直線の組み合わせ。なんだかすごい!「デ・ステイル」って何なんだ!? 今思えば、オランダという国について初めて関心を抱いたときがこの時だったのかもしれない。
そんなわたしをオランダへ導いてくれるきっかけのひとつともいえる「デ・ステイル」。オランダを訪れるとすごく身近に感じることができます。写真は Hotel Arena(ホテルアレーナ)近くの病院の建物なんですがこれを見たときわたしの脳裏に「デ・ステイル」が。
デ・ステイル展でのあまりの感動に分厚い一冊の本「DE STIJL」を買って帰りました。10年以上経った今すごく役に立っています。この本を読むことでオランダのデザインのすばらしさがより深く学べるのではと、ただ今リーディング中です。