走り美 - 走り記 : 2009年6月

雨が滝のように断続的に降り続く。

雨の切れ間だ。あとで思うと
このときだけ雨がやんでいた。

マスカットスタジアムで走る。
なにやらスタジアムで試合をやっている様子。
高校野球... そんなシーズンだろうか。

脇を締めるという感覚がようやく定着してきた。
懸念していた右脇のした脇腹のうえあたりの張りは
この脇を締めるの定着で見事に緩和された。

ただ、脇を締めるという感覚は得たものの
走りとしてはまたつくり直しといった感じだ。
つくっては再構築する... 走り美はこの繰り返しである。

くもり。曇っていないと
肌を差すような暑さなんだろう。

湿った熱い空気が一気に口のなかに入ってくる。
まさに梅雨といった感じだ。

太陽の光の強さがもう夏仕様だ。

そろそろ走るのもサマータイムに
夜にシフトする時期か。

いつもの走るルート、走ルートの高速道路沿い
サクラ並木に差しかかるところ
ご婦人に話しかけられる。

いつぞやそれこそ桜の季節に遠目に
お互い挨拶したことを思い出す。

走ること、歩くことは健康にいいですねと二言三言、
ここの桜は素敵ですねと最後にまた歩き、走りだす。

やはりここの桜はステキなんだと
共感する人に出会えてあらためて確信する。

雲が厚くて重い。
すぐそこ、まるで手が届きそう。

梅雨入りである。

祖父を訪ねる。

遠くからそんなに大きな声ではなく
話しかけるが耳に届いているようだ。

耳が遠くなったというが年をとると
低い声のほうがよく届くのか。

脇を締めるという感覚がようやくわかってきた。

太陽の暑さが変わってきた。
照りつける感じだ。