2月のオランダの旅で、一度訪れてみたかったテキスタイルミュージアムへ行くことに。雪が舞うなかアムステルダム中央駅まで行き往復切符を購入して、いざ出発!
テキスタイルミュージアムがある Tilbrug(ティルブルグ)の街までは Intercity(快速列車)で約1時間30分。Hertogenbosch ('s) という駅で列車を乗り換えるのですが、途中の停車駅 Utrecht Centraal(ユトレヒト中央駅)から仮装した人たちがたくさん乗り込んでくるわくるわで、何事だろうと思いながら Hertogenbosch ('s) の駅に到着。
Hertogenbosch ('s) で仮装した人たちはみんな列車を降りていきます。えっこの街で何かあるの?とすごく気になったのでちょっと寄り道することにしました。
駅の出口に近づけば近づくほど人、ひと、ヒト。あまりの人の多さに圧倒されながら歩いていると気のよさそうなおじさんと目が合ったので思い切って「何があるの?」と聞いてみると... 「パレードだよ。オランダ王国の女王がこの街に来てるんだ。今年はこの小さな街が選ばれたんだ。」と親切に教えてくれました。
オランダ王国の女王!?
なんだかよくわからないけどわたしまでエキサイティングな気分になってきました。残念ながら女王を見ることはできなかったのですがはじめてカーニヴァルを見ることができて大満足でした。
カーニヴァル... 毎年2月上旬から3月上旬ごろにオランダの南部の街で開かれるお祭りで日程は年によって異なるようです。
カーニヴァルの3日間は仮装して大騒ぎをしても許される?とか。なるほど!寒い雪のなかさまざまな仮装で盛り上がっていたわけですね。
そうそう、カーニヴァルの期間 VVV(観光案内所)、美術館やショップなど街によってお休みになるようです。実際、わたしが訪れた街 Breda の Graphic Design Museum はお休みでした。
この4月わたしがオランダを訪れたときはちょうど復活祭、オランダ語で「Pasen」英語では 「Ester」と呼ばれる祝祭日の時期でした。
「復活祭」って何だろう?と思い、すこし調べてみると... キリストの復活を記念して祝う日のことで日曜日をはさんで前後4日間の休日のこと。毎年日付が移動する祝日でオランダでは春の到来、万物が復活する日でもあるそうです。
なるほど、2月に訪れたときとは街の様子がまったく違っているのにも納得です。長〜い冬に終わりを告げ、待ちわびた春の訪れを街の人々は楽しんでいたんだなと。
ダム広場には移動遊園地が登場。観覧車、空中ブランコ、お化け屋敷など多くの人で賑わっていました。王宮前広場に遊園地とは驚きです。
ゴッホ美術館、国立博物館がある Museumplein (ミュージアム広場) では4月としてはめずらしい陽気な天気のもと、ネットを張ってバレーボール!?する人もいれば、サッカーしたり、ゆっくり寛いだりする人たちでホリデイムード全開!といった感じ。
見てるわたしもなんだかゆったりとした気分に。
ただ、祝日ということでお休みのお店もたくさんありました。
カフェやレストランはオープンしているのですが小さなショップは Close になっているところが多く、ショッピングする場合はこの祝祭日を念頭に入れておく方がよさそうです。