走り美 Quality Of Running
走り美 Quality Of Running

走りを探求していく過程で得られたポイント

その4/ドスンドスンと走る
走っているとき着地は一瞬。それを右足、左足と交互に繰り返して進む。一瞬いっしゅんの繰り返し。着地した足裏には、その一瞬にカラダの全体重がかかり地面にその重さを伝えながらまた走るチカラへと変える。思えば片方の足裏だけで全体重を受け止めていると考えるとその儚さにゾッとする、よく支えられるものだ。2足歩行へと進化した人類あっぱれである。だからしっかり足裏ぜんぶを使ってその重さを受け止めよう、ドスンドッスンと。ぼくの場合、足裏外側にチカラが流れる傾向があったので、意識しはじめた頃は足の小指薬指のあたりに強い違和感があった。皮膚が固くなっていて、負荷が一部に集中していることを物語っていた。ドスンドスンだなんて、言い換えるとモタモタと聞こえてくるが、タッタッタッタッと走っているのをスロー再生するとドスンドスンに見えてきた、それぐらい一瞬の連続なのである。